一年に一度公式的に開かれる聖会ですが、
福音の種がミャンマー全域に広がっていくことを願いつつ
<写真の説明> ミャンマーの教会で、12月7日(主日)ユン・ソクジョン牧師が礼拝を導いている。
キリスト教の信徒が全人口の5%にも満たない国、ミャンマー。
クリスチャンといっても、信仰の所在は現実妥協と福を祈ることがほとんどでした。
聖会の初日からキャロルを歌い、楽しいリズムとテンポに合わせ、この世的なクリスマスの 雰囲気が高まりました。ところが、ユン・ソクジョン牧師が説教を 伝え始めると間もなく、聖会参加者は家に帰る時間になったかのように、一人また一人と、席を立ち始めました。
彼らからは、神のみことばを慕う心や情熱は全く感じられませんでした。
ただ、惰性に流された信仰生活に過ぎないのです。初日から、彼らを支配している 悪しき霊が強く働いていることが感じられました。
ユン・ソクジョン牧師は、最初から、神のみことばどおりに生きていないことが罪である ことを指摘し、悔い改めなさいと叫びました。そして、罪のゆえに壊れた神との関係を 回復することを促しました。しかし、長年固まってしまった彼らの惰性に流された信仰生活は、礼拝の態度でさらけ出されたのです。ミャンマーの聖徒たちは、礼拝の時間に歩き回り、礼拝の途中で出て行くなど、礼拝を神にささげることより、一つのイベント程度にしか 認識していないようでした。
彼らの礼拝の態度を見て、教える者が、何を、どのように教えるかが、いかに重要で
あるかを改めて感じることができました。石のように堅く固まっており、なかなか 壊れそうもなかった ミャンマーの聖徒たちも、聖会が進むにつれて徐々に真剣になりました。 彼らの変わっていく態度を見ながら、聖霊が働いておられることを感じることができました。
ユン・ソクジョン牧師が「私たちの切迫した要求を満たしてくださる神を認めなさい。 神の子イエス·キリストが 十字架で流された血によって、私たちの罪の問題が
解決されたので、イエスの御名で祈るとき、私たちの中の呪いと病、悪霊の働きが 解決されることを信じなさい」と叫ぶ言葉に、多くのミャンマーの聖徒は胸を打たれ、 涙で悔い改めました。
聖会参加者に現れる神の恵みとあかしを聞いて集まった人たちで、席がますます埋まり、三日間の礼拝が終わるときまでに、恵みを慕い求める人たちで溢れました。
今回のミャンマーの聖会は、色々な面で霊的な戦いであったと感じました。
韓国の異端勢力がミャンマーの多くの牧会者を眩惑する時期であり、また現地の
牧会者さえ、聖徒たちに福音を正しく伝えず、自分たちが惰性に溺れ無気力な姿を
見せていたので、ミャンマーに福音を伝えるのにおいてむしろ、妨害者になっていた
からです。
しかし、今回のユン・ソクジョン牧師招請聖会を通して、聖霊が、強くミャンマーに働かれ、彼らの中に住み着いている悪しき霊の堅固な陣を打ち破り、福音の扉を開いて
くださいました。
聖会二日目からは、各種神のみわざが現れました。幼い頃からてんかんで苦しんでいた 青年が癒され、裸で歩き回っていた姉妹の悪霊が出て行き癒されたことに始まり、癌や あらゆる病気に苦しんでいた数十人が癒されました。
最初はただ、毎年開かれるクリスマスイベントの一つだと思って参加したミャンマーの
人たちは、 聖霊の強い働きによってひざまずいて悔い改めたわけです。
真の福音が何かを 知ることになった彼らを見ながら、今回の聖会がミャンマー 福音伝道の重要なターニングポイントになると思いました。
聖会を終えて、月曜日にホテルで神に感謝の礼拝をささげました。
聖会の祈りの時間に「主よ、ミャンマーの魂は可哀想です。彼らを残して戻らなければ なりません。 あまりにも可哀想です。」と祈りつつ、とめどない涙を
流したとき、聖会に参加した聖徒たちも皆泣きました。 ユン・ソクジョン牧師がどのような覚悟で今回の聖会に参加したのかを感じることが
できました。
来年開かれる聖会のときは、聖霊の働きを慕う多くの人がうわさを聞き、ミャンマー全土から 集まることを期待します。私たちの教会と ユン・ソクジョン牧師が蒔いた福音の種が ミャンマー全域に広がって、多くの実を結ぶことを切に願います。
ミャンマーから、イ・ジェス記者
教会新聞414号(2014-12-13)から抜き書きしました。