「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない」
(新改訳、出エジプト記20:3)
この御言葉を聞くとき、ほとんどのクリスチャンは、自分は偶像を絶対に仕えないと
思っているはずだ。しかし、私たちは、自分が認識していない間に非常に多くの偶像、
すなわち、他の神々に仕えている。悪魔、サタン、悪霊の働きは、死んだ先祖を拝む
祭司を行わせ、その時偶像にささげられた供え物を食べるようにする。
また、肉身とお金を神よりも愛するようにさせる。世の流れに従うようにさせる。
生活の中に巧みに隠れて偶像崇拝するように騙して他の神々を拝むようにさせる。
悪しき霊は死んだ両親に親孝行しなければならないという考えをもって膳を据え祭壇を
作って拝んで供え物を食べるようにさせる。肉欲と世の慣わしのまま生きるようにして
神を愛する心を奪い、情欲的に生きるようにする。
悪しき霊が人をそうする理由は何だろうか?人間を呪い、病気にかからせ、罪を犯させ、
最終的には永遠な滅亡である地獄に送ろうという策略だ(ヨハネ10:10)。すべての偶像
崇拝は、邪悪な霊が神の御座に代わりに座って崇められ、仕えられ、人間の心を支配し、
自分の支配下に置こうとする悪魔の策略だ。
「罪を犯す者は、悪魔に属します」と、Iヨハネ3:8(新共同訳)に記録されている。
悪魔に属しているならば、悪魔に振り回されて、後に悪魔と共に悲惨な地獄に
入るべきだ。神は、他の神々に仕えてはならないと言われた。これは、私たちを罪と
悪しき霊と地獄と滅亡から守りたい神の愛の表現である。
絶対に私たちを譲り渡さない神の愛を悟って従順すべきだ。私たちがイエスを信じて
いないときに仕えていた偶像が私たちにどのような祝福を与えたか?福どころか、
その罪の代価に呪いだけを三代、四代にまで受けるだけだ。他の神々は私と私の子孫を
滅ぼす敵だ。神は千代にまで恵みを施すお方です。私たちは、偶像崇拝させる邪悪な
霊にだまされずに、ただ神だけに仕えつつ、生きていかなければならない。
教会新聞371号(2014-01-25)から抜き書きしました。