教会の歴史

牧会者と信者をめざめさせる21世紀の初代教会
永遠の命を探し求め、集まって来る聖徒がいつも聖霊と信仰に満ち溢れる教会
この国と民族を生かし、世界宣教の使命を果たす教会

연희동성전

ソウルの延禧洞(ヨニドン)地下礼拝堂と望遠洞(マンウォンドン)聖殿

1986年設立当時、延禧洞(ヨニドン)礼拝堂はすべてが劣悪な環境であった。
教会に行く交通手段が不便なのはもちろん、古い建物の地下室礼拝堂の扉を開けるとカビの臭いが鼻を刺し、梅雨の時期になれば、床や壁から雨漏りがし、雨水でいっぱいだった。 一言で言えば、人々が集まるような場所ではありませんでした。 しかし、このような環境の中でも、イエスのいのちが再現される礼拝に、霊的に飢え渇いた魂が集まってきて、毎日徹夜礼拝と月ごとにはリバイバル聖会が開かれていた。

教会の建物は劣悪な環境ではあったが、延禧洞(ヨニドン)の地下聖殿に集まって来た聖徒たちは、聖霊と信仰に満ちあふれていた。教会は日々リバイバルし、小さな地下礼拝堂では、聖徒たちを収容することが不可能になり、新しい聖殿を願う聖徒たちの熱望は大きくなっていった。

ついに、聖徒たちが自らささげた教会建築献金で城山洞(ソンサンドン)に敷地1158坪を購入し、1990年に200坪規模の望遠洞(マンウォンドン)聖殿に移転した。しかし、1年も経たないうちに、押し寄せる人たちのためにマンウォンドン聖殿も狭くなり、教会は、再びより大きな聖殿に移動する必要に迫られた。

노량진성전

鷺梁津(ノリャンジン)聖殿とヒインドルサン修養館

1992年初め、鷺梁津(ノリャンジン)電話局の隣にあるA教会が移転し、教会の建物を売るという知らせを耳にした。そこは、交通手段もよく、数千人が礼拝できる場所であった。
ユン・ソクジョン牧師が、A教会の主任牧師に会って購入意思を明らかにした時には、すでにA教会を買いたいという教会がほかに二つあった。
そのため、延世中央教会全聖徒は、神さまが鷺梁津(ノリャンジン)聖殿を与えてくださるまで、断食の祈りに突入したのでした。A教会の長老たちは、この知らせを聞いて、緊急会議を開き、一括払いで買い取ろうという某教会との契約を破棄し、わが教会と契約し、延世中央教会が願う条件に合わせることを決定したのであった。条件は契約金の支払い後、4ヶ月間で、二度にわたり残金を完納するということであった。
鷺梁津(ノリャンジン)聖殿契約日の前日に、聖徒たちは教会に集まって、教会購入の契約金のための献金をささげたが、その献金額は、なんとその契約を無事に終えることができるほどの金額だった。
契約の手続きが完了し、残金を支払った後、建物に入るのが普通ですが、延世中央教会の聖徒たちの熱い信仰が認められ、残金は心配することはないということですぐに使用することが許された。

延世中央教会は、鷺梁津(ノリャンジン)に移転し、4年後の1996年2月13日にヒインドルサン修養館を買収した。1988年に18人の牧師婦人と共に始まった「サーモセミナー」が年を重ねるごとに参加者が爆発的に増え、第8回サーモセミナーのときからは、「超教派の牧会者夫婦霊的セミナー」に発展し、参加者の規模が、数千人に増え、毎年聖会の場所を決めるのに、大変な状況であった。
当時、鷺梁津(ノリャンジン)聖殿購入残金を完納していない中で、ヒインドル山修養館を買収するのは不可能に見えた。ところが、教会は修養館買収と共に修養館聖殿増築や宿泊施設建築に乗り出した。ただ、神さまの恵みによって、1997年5月修養館聖殿と宿泊棟4200坪の建築を完成し、2003年12月に1200坪の牧羊館を新築し、現在、これらの建物は、韓国だけでなく全世界の聖徒や牧会者の霊的訓練の場所として
用いられている。

궁동성전

グンドン聖殿

鷺梁津(ノリャンジン)聖殿に移転した後、2年ぶりに青年会と高等部礼拝のための場所300坪を増築したにもかかわらず、教会は日ごとにリバイバルし、礼拝部数を増やしても、その場所は足りなかった。新たな聖殿がどうしても必要になったため、1999年3月10日、敷地に対する、購入委員会を発足した。12人で構成された委員会は、2年2ヶ月の間、80余りの敷地に対し、教会敷地としての妥当性の検討と実現の可能性調査などの精査を進め、神様の導きによって、2001年5月30日、ソウル市九老区グンドン189-1番地に1万2000坪の敷地を買収するに至った。

講壇から聖殿建築のための祈りの課題が宣言された。当時、建築基本設計、交通影響評価審議、都市計画、建築審議と建築許・認可などの過程を経て、2003年4月6日に建築許可記念感謝礼拝、7月17日に聖殿建築起工感謝礼拝を神さまにささげ、8月1日に着工した。11月から、聖殿建築完了まで2年余りの間、毎月最初の週には聖殿建設の感謝礼拝をささげた。
聖殿建築に関わるすべての会社は、公開入札で選定し、すべてがオープンに実行された。また、聖書に書かれているように、主日(毎週日曜日)作業は許されなかったにも関わらず、施工期間が伸びず、むしろ予定よりも短縮し、 21ヶ月後にグンドン大聖殿が完成された。聖殿は聖徒たちの祈りとと共に建てられた。

2003年8月10日から、聖徒たちの聖殿建築のための心を合わせた祈祷会が、工事期間中毎晩行われた。2005年にメイン聖殿入党を控えて全聖徒が3日断食祈祷に参加した。
聖殿を建設する時、問題や困難が多くあったけれども、聖徒たちのとりなしの祈りは、神さまの助けを引き出し、メイン聖殿建築のための混乱と問題を防ぐ盾となった。

2005年5月5日に、設立19周年を迎えた延世中央教会は、1万2000坪の敷地に、既存の建物2300坪余りのほか、1万2000坪の新しい聖殿を完成し、献堂礼拝をささげた。
グンドン聖殿は直径約100メートル規模の大型円形の建物で、地下1階、地上5階の機能性、経済性、象徴性を考慮した超近代的な建物である。また特殊な施工技術を利用することによって、柱をなくし目を遮るもののない礼拝空間が建てられた。

さらに、デジタルネットワークシステムを構築し、リアルタイムのインターネット礼拝と衛星放送のための統合ビデオ放送システムにより、全世界で同時に礼拝を捧げている。
外国人聖徒たちのための8つの同時通訳室、サラウンド音響のシネマ文化スペース、6つの小聖殿など、最適な礼拝空間を備えており、IBSおよび総合防災システムにより、維持管理費の最小化を計り、屋外の公共スペースと1000台を駐車できる地下駐車場などが設けられている。

また、2006年12月に竣工した1500坪の教育センターでは、教会の幼稚園、教育アカデミー、語学学校などが運用され、地域社会にキリスト教の教育と宣教のために使われている。
一方、地下1階、地上7階規模でのワールドビジョンセンターが2010年9月に完成された。
地下1階から地上3階まで車300台を収容できる駐車スペースが用意されており、地上4階‐7階のスペースは、様々なイベントやセミナーを開くことができる多目的室と800席規模のダイニングスペース、結婚式場、様々な大宴会場を備えている。教会聖徒の機関活動のための様々な空間が設けられている。


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