【牧羊一念】自分の魂を守る方法
相撲の技術は、通常、相手の力を逆に利用します。相手が力を入れる瞬間こそ、その力を逆に利用するチャンスです。ボクシングも、相手の選手が攻撃に入った ときに、その方向を的確にキャッチして反撃すると、攻撃をしかけてきた相手が 逆にノックダウンするのです。
このように、悪魔がいつ信仰生活の隙を狙い攻撃を仕掛けてくるか分かりません。 意欲に溢れ、あせるときほど悪魔にやられてしまう可能性があります。 早天礼拝に行こうと決めたときも、悪魔が仕掛けてくるかもしれません。「寒くない?外はたくさん雪が降っている。今度にしたら。」悪魔は常に「~しよう!」と決心する隙間をついて仕掛けてきます。「しっかりやろう!」と思ったとたん、悪魔の策略にかかって、かえって誘惑に陥ることもあります。 いつも、頑張るだけで信仰生活をよくすることができるというものではありません。 陥れようとする敵の策略があるという事実を直視しなければなりません。
悪魔の策略に騙されてはなりません。悪魔は、人の好みを把握して、子供の頃から 身についた習慣や考えもよく知っています。一度悪魔に捕まると、死ぬまで誤った 習慣に引きずられるようになります。本人はその事実を知らないままです。
悪魔は暗闇の主権者であり、私たちが全く気づかないようにひそかに「習慣」という名で動いています。信仰生活に 敗北したときに、あれこれと言い訳を言い、自分自身を合理化することは、結局自分を殺そうとする敵である悪魔を助け、かくまうことになります。
悪魔の働きは、絶えず人間の欲望を満たし、すべての環境を動員して私たちの弱さを 攻撃します。私たちは、悪魔がどのように挑んできても揺るがないよう、しっかりと 立たなければなりません。初めからしっかり自分の弱点を把握し、自分の魂を 守らなければなりません。これが自分の魂を愛することなのです。
/ ユン・ソクジョン担任牧師
教会新聞425号の記事です。