【世界は今】イラクのバグダッド、クリスマスに教会近所で爆弾テロ発生など
イラク、バグダッド、クリスマスに
教会近所で爆弾テロ発生
<写真の説明>クリスマス爆弾テロが起きたイラクのバグダッド地域
クリスマスがある12月にイラクのクリスチャン数百人がテロの犠牲になった。
クリスマスにイラク、バグダッドの教会に爆弾テロが発生し、15人が死亡し28人が負傷した。
昨年12月25日(現地時間)イラク、バグダッドの教会の信者たちがクリスマス礼拝を終えて帰る途中、近所ドラ(DURA)の地域で車が爆発した。
英国のBBCは、地元の警察官の言葉を引用し、犠牲者らのほとんどはクリスチャンであり、まだ犯行を主張した団体や人は出なかったと伝えた。
過去10年間、イラク内のクリスチャンはクリスマスにさらに緊張しなければならなかった。イスラム過激派たちが教会の信者たちをターゲットにしているので大勢の人々がイラクを脱出したこともある。イラクは様々な信仰や習慣、伝統が共存してきたが、宗教間の正体性を強化した後、多様性への寛容が低下した。
ユダヤ人は、ずいぶん前にイラクを離れたし、一時80万〜140万人に達したクリスチャン数も多く減少した。最近、イラクの教会では、拳銃で武装した警察たちが教会に配置された。これは、クリスチャンが追加的な攻撃から身を守ろうとする最小限の防衛だとも言える。
一方、イラク政府は、クリスマスの爆弾テロを含めて、12月だけで、イラクで441人がテロで死亡したと集計した。国連(UN)は、イラク内の各種テロで、2013年だけで8000人以上が死亡したと発表した。
ロシア全地で爆弾テロ
オリンピック二ヶ月前に安全緊急
2014年冬季オリンピックを6週間後に控えた昨年12月29日(現地時間)、開催国ロシアで車両を用いた自爆テロが発生し、少なくとも34人の死傷者が発生した。 テロは、ボルゴグラード南部の都市で発生し、午前の通勤電車で爆弾が爆発、少なくとも14人が死亡、20人が負傷したという。
ロシア当局は、電車に乗車した男性の乗客の一人が身につけていた爆発物を爆発させたと推定した。 前日駅の自爆テロで18人が死亡したできことに続いて、二日間の死亡者30人余りが発生すると、40日後に迫ったソチ冬季オリンピック、セキュリティに赤信号が灯った。
ロシア連邦捜査局は、今回の連続テロが、今年2月に開催される冬季オリンピックを狙ったイスラム武装勢力の仕業である可能性が高いと見ている。
一方、国際オリンピック委員長トーマス·バッハ(ドイツ)は、「今回のテロは卑怯な行動だ。IOC(国際オリンピック委員会)は、これを糾弾する」と明らかにした。
バッハ委員長は、ロシアのプーチン大統領に宛てた書信で、「テロの被害に哀悼の意を表する。ロシア当局がソチオリンピックの安全を確保すると確信している」と述べた。
教会新聞368号(2014-01-04)から抜き書きしました。