【世界は今】中央アフリカ共和国、イスラム武装勢力事態深刻など
中央アフリカ共和国、イスラム武装勢力事態深刻
国際実益なし、国ごとに知らないぶり、キリスト教徒とイスラム教徒の間の紛争に広がり
国際社会が放置された間に、中央アフリカ共和国の内戦がキリスト教徒とイスラム教徒間の
争いにより新たな局面を迎えた。
中央アフリカ共和国の内戦が時間が経つにつれて、かつてない悲惨な状況になっている。
しかし、石油や資源などの大きな実益がないせいか、国際社会の介入が全くない。
ジョン·ギング国連人権ディレクターは、最近5日間の現地訪問を終えた。彼は「ルワンダや
ボスニア内戦で起きた悲惨な事態のようだ」と言い、「虐殺と飢えの兆候が目に見えるのに、
国際社会は介入しない」と言った。中央アフリカ共和国の国民は、すでに1000人以上が
死亡した。現在260万人が緊急に救援活動を待ち望んでいる。
オープンドア宣教会が今年初めに発表した迫害国50位のランキングによると中央アフリカ
共和国は16位に初めて名を上げた。政府が最近、イスラム反政府勢力「セレカ」を不法団体と
規定して以来、「セレカ」団体の生存活動及びキリスト教徒たちを攻撃することなどに集中して
いる。キリスト教徒たちも新たな武装組織を結成しており、中央アフリカ共和国の内戦はキリスト
教徒とイスラム教徒間の戦争に変わっている。
このような雰囲気の中で、現地で活動していた救援機関まで攻撃を受けたことがあり、 救援
機関を頼っていた現地住民の生死が危機に瀕している。先日には地元人に井戸を開発して
くれる団体であるリビングウォーター(Living Water)の現地パートナー機関であるウォーター
フォーグッド(Water for Good)が攻撃を受けた。「セレカ」反軍は、この団体が地元人を
クリスチャンに改宗するように助けたと主張した。
現地牧師であるイブラヒム·アバカルは、"私の目の前で信者5人が殺された」と証言した。
アバカル牧師は、伝統的にイスラムを信奉する種族であるプルラニゾック村に入って二つの
教会を開拓した。その牧師は、反政府勢力が信者家庭と教会を破壊する場面を見ても何も
できなかったと伝えた。
ただでさえ、地元の救援団体が存在しない状況のうち、この団体さえ撤収すれば、中央
アフリカ共和国の未来は、第ニのルワンダのように惨めになるのではないかと懸念する声が
高い。
日本、オウム真理教、再起の動き
残存勢力が徐々に信者増やしていく
19年前の東京地下鉄サリンテロで全世界に衝撃を与えたオウム真理教が日本で再び注目
されている。
オウム真理教は、1995年の教祖である麻原彰晃(本名:松本智津夫)が煽り、東京地下鉄に
神経ガスサリンを散布し、乗客や駅員ら13人が死亡、約6,300人の負傷者を出した事件を
起こした。そのほかにも信徒の家族拉致、監禁、殺害の疑いを受けて麻原教祖を含む13人が
死刑判決を受けた。それでも日本はオウム真理教の悪夢からまだ抜け出せずにいる。
残存勢力が健在だからだ。
当局は、解散命令を下したが、彼らは解散後、異なる名前と姿として活動している。もちろん、
信者の数は、当時1万1000人くらいだったが、今は1000人程度に大きく減少してきた。しかし、
現在はアレフ、ハカリノに改組し細々と宗教団体の活動を続けている。当時の事件を知らない
若い世代をターゲットに再び信者数を増やそうとしている。
昨年6月現在、アレフ団体の信者は1450人、ハカリノ団体の信者は200人、ロシアハカリノ
団体の信者も160人に至る。
*提供=プルンソム宣教情報(www.missionnews.or.kr)
スリランカ、町のあちこちに
教会テロ相次いで発生
最近何週間の間、スリランカのクリスチャンをターゲットにし、暴行やテロ事件が相次いで
起きた。
昨年12月12日午前零時頃、ラーレ地域アハンガマ村に居住している牧師の家に誰かが
火炎瓶二つを投擲した。幸いに人命被害はなかった。
クリスマスイブには、スリランカ南部の教会3カ所が攻撃を受けた。 ハムバントタ地域アンク
ヌコラパラサ村のある教会には約300人の仏教僧侶たちと村の人々が教会を包囲してクリス
マスイブおよびクリスマスに予定されたすべての礼拝をキャンセルするように要求した。
同じ日に、正体不明の暴漢たちがガレ地域ヒッカドゥワの村を攻撃した。村の教会と隣接する
牧師館に火炎瓶を投げ、同じ村のもう一つの教会は、暴漢たちが投げた石で窓が割れる
損害を受けた。
12月27日モナラガラ地域ブタラ村では、デモ参加者200人余りが教会に押し寄せて、教会
建築中止を要求した。警察隊と公務員たちが出動してくれてデモ隊を解散させた。村には
まだ緊張感が漂っていたので一度建築を中止した。
ヒッカドゥワの村では、新年1月に入っても苦しい経験をした。1月12日にデモ参加者300人
余りが教会二ヶ所に押し寄せて、石を投げて過激なデモを行った。そして火を付けるまで
至った。火は早く消したが、楽器や書籍などの物品が燃えてしまう被害を受けた。このデモを
主導した僧侶たちは、村のクリスチャンが存在すること自体が違法であると人々を扇動した。
同日早朝、コロンボ地域ピティパナ村では、信者たちが集まって祈り会を行っている所に
暴漢たちが火をつけて祈り会を中断して避難した。建物の出入り口には警告文が張られて
いた。火は消えたが、被害だけは残っている。
教会新聞371号(2014-01-25)から抜き書きしました。