【牧羊一念】霊的な利益を出す人生
主の再び来られる日がますます迫ってきています。花婿の到着を待ち望んでいる花嫁のように、主の再臨を待たねばなりませんが、そのような信徒があまりいないようで残念です。お金を稼いで存分に使えたらという人は多けれど、実際に肝心の花婿であるイエス様だけを待ち望んでいる信徒は多くはないからです。
賢い5人の処女は花婿が来るのを切に慕い待っているうちに花婿が着いてすぐ婚宴に入ることができました。愚かな5人の処女は花婿を慕う心がなく、油を十分に準備していなかったまま眠っているうちに婚宴に入る機会を逃しました。花婿を切に慕う処女だけが婚宴にあずかることができます。
主の前に立ったとき、‘朽ちる肉の働きを重んじながら、永遠に生きるたましいの働きをなぜそんなにないがしろにしたのか’と叱責されるなら、本当に残念です。‘ここにタラントがあります。休まずに働いて利益を出しました’と、主の前で堂々と差し出す作品であるべきです。それは最後に主と会える光栄だからです。もし主にささげるものがなければ、「悪いなまけ者のしもべだ」と叱られ外の暗やみに追い出される悲惨な結果を招きます(マタイ25:26)。主を慕い主と会う準備をしっかりと行いましょう。
神は善悪に応じて、すべての人を裁かれます(IIコリント5:10)。一タラントを預かった者は、他人に損害を与えることもなく、主人から預かったタラントを失ったりなくしもしませんでした。ただ利益を出さなかったので叱られて追い出されました。この言葉は、私たちの人生に霊的な利益を残さないといけないという意味なのです。
信仰生活は日々、霊的な利益を追い求め、生活を通して霊的な利益を残さなければなりません。利益を残さなければ悲しみながら泣いて暗やみに追いやられる、と主は警告されました。私は花婿を待っている5人の乙女であり、タラントの利益を残すしもべであり、主に会う準備を整えなければならない信徒であるという事実を忘れないようにしましょう。
/ユン・ソクジョン牧師
教会新聞<626号>の記事です。