義なる神の御子がこの世に来られ、あらゆる迫害を受けられた。神の御子の義を
所有している私たちも、神の子どもになったので、神の御子が受けるのと同様の
迫害を受ける。
迫害は、神のみことばどおりに生きる人に訪れる(Ⅱテモテ3:12)。したがって、
義のために迫害されているなら、すでに天の御国を所有している者である
(マタイ5:10)。
自分の肉身や名誉が偶像である人は、絶対にイエス·キリストのために迫害されようと
しない。むしろちょっとした迫害を受けても、イエスを信じることでさえ隠すのに汲々と
する。
イエスは義のために迫害される者を見逃したり、ただ眺めているだけではおかれない。
主が願われる義をやり遂げようと、迫害を黙々と耐え忍ぶ者を孤児のようにはしないと
語られた(ヨハネ14:16‐20)。
また、「わたしのために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた
者で、 その百倍を受けない者はありません。今のこの時代には、家、兄弟、姉妹、母、
子、畑を 迫害の中で受け、後の世では永遠のいのちを受けます」(新改訳、マルコ
10:29‐30)と言われた 。
世は義のために迫害された者たちを認めないが、神は認めてくださるということだ。
自分に迫害が訪れるとき、天国という祝福が臨んだことを知って、すべての迫害に
耐え忍んで、さらに感謝をもって主の義を実践することに全身全霊で取り組まな
ければならない。迫害は、私たちを苦しませているようだが、結局は霊的な祝福を
得る道である。
主は「わたしのために、人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで
悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。喜びなさい。喜びおどりなさい。
天ではあなたがたの報いは大きいから。あなたがたより前にいた預言者たちを、
人々はそのように迫害したのである」(新改訳、マタイ5:11‐12)と言われた。
すなわち、迫害する者に対抗して戦って自分にもたらされる義を奪われずに、
霊的には私たちが豊かな者なので楽しんで喜びなさいというのだ。
/ユン・ソクジョン担任牧師
教会新聞400号(2014-08-30)から抜き書きしました